【番外編】「感性の発信源」に学ぶ。スタイルアリーナがおしゃれなZ世代に注目する理由
ファッションを通して“いま”を切り取るスタイルアリーナ。
私たちが街頭でカメラを向けるのは、単におしゃれなだけの人たちではありません。
彼らはトレンドを生み出し共感を広げる、“感性の発信源”たち。
今回は、なぜスタイルアリーナがこの層に注目し、〈顔の見えるインタビュー調査〉という新しいリサーチ手法を展開しているのかを紹介します。
ファッション感度の高い被写体のリアルな影響力
原宿、渋谷、表参道、銀座、代官山。スタイルアリーナがリサーチの場とする街には、トレンドを敏感に感じ取り、自分のスタイルで表現する若者たちが集まります。
彼らの多くは、フォロワー1,000〜10万人のナノ〜マイクロインフルエンサー。
自然体であるからこそリアルな消費者への影響力が強く、SNSを介して共感の連鎖を生み出しています。

“かわいい”より“どんな背景”か。文脈を読み取る世代
正解がない時代において、一般的なZ世代の文化は“自己理解”。MBTIやパーソナルカラーなどさまざまな診断コンテンツ、自己分析により、自分らしさを理解すること自体に価値を見出しています。
彼らはSNSを通じてコミュニケーションするデジタルネイティブであり、常に自分に最適化された情報環境の中で、“自分に合うものを選ぶ”ことが当たり前の世代。「自分と感性が近い人がすすめているから」という “共感ベース”で意思決定をすることが大きな特徴です。
また長期にわたる経済停滞の中で育ったため現実的で、「失敗したくない」という心理が強い面も。商品購入やサービス利用の前には、口コミやレビューなど生の声を慎重にリサーチします。さまざまな情報が溢れる中で、広告的にきれいに整えられたものより、生っぽくリアリティのあるものを信頼・支持する傾向があります。
Z世代は、もはや「かわいい」「流行っている」だけでは動きません。彼らが重視するのは、「なぜそれが流行るのか」という文脈。
背景となる「この流れだから」というストーリーや、「この人が言うなら」といった価値観への共感が行動のトリガーとなって、新しいトレンドが生まれるのです。
感性を言語化し、共感を生むトレンド高感度層
一方、スタイルアリーナが捉える被写体=おしゃれなZ世代は、トレンド感度が高く、自分の感性を言葉で語れるアーリーアダプター。
彼らは、自分の個性やコンプレックスをしっかりと理解し、取り入れた情報を自分の美学に基づいて再編集・発信できる、等身大のインフルエンサーです。
リアルな共感を生む彼らは“真似される側”の存在であり、その価値観は新商品の初期評価や市場トレンド形成に大きな影響を与えています。
この層のリアルな言葉や表情には、数値では測れない情緒的インサイトが詰まっています。トレンド形成が曖昧な時代においては、ロジックやデータではなく、感覚・感情・美意識・空気感で人を動かすマーケティング手法が大きなアドバンテージになります。

「感性の発信源」とつながる、新しいリサーチのかたち
スタイルアリーナが展開する〈顔の見えるインタビュー調査〉は、こうした“感性の発信源”と直接対話し、空気感までを見える化する試みです。
街頭でのインタビューと同時に、スナップ撮影やインタビュー中のリサーチ風景も動画で収録。
定量的な属性データだけでなく、リサーチ対象の語る言葉・話し方・見た目や表情・雰囲気といった情緒に紐づく定性情報を可視化します。
これにより、トレンドの「なぜ今それが刺さるのか」を感覚的に伝えられるようになります。
“顔の見える”リサーチがもたらすもの
ロジックやデータだけでは動かない時代。
〈顔の見えるインタビュー調査〉は、リアルな声を「共感を呼ぶコンテンツ」として編集し、プロモーションやブランド開発に活用できるプラットフォームです。
数値に裏づけられたリアリティと、街で生まれる感性の熱量。この両方をつなぐことこそ、スタイルアリーナが大切にしている「リアルなトレンドの証拠」です。
スタイルアリーナが見つめているのは、流行を取り入れる人ではなく、“流れをつくる人”。
これからも、街のリアルな声から、未来のカルチャーを紡いでいきます。

